アーリーリタイアしたら、毎日書くブログ。

低コストのインデックスファンド、S&P500で株式投資をしています。"投資家の一歩は節約から"が信条。

"人に迷惑をかけても良い"思考で、自分の人生を取り戻そう。

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今日は、日本人なら誰しも言われた事がある「人様に迷惑をかけるんじゃありませんよ」という思考について、記事にします。この考え方、日本では半ば常識のように広まっていますが、果たして人生を豊かにするものでしょうか?かく言う僕も、数年前までは、正しい考え方だと思い込んでいました。しかし苦難を経て、それは間違いであると身をもって体感したのです。

もし、この考え方に捕らわれてしまい、プライベートでも、仕事でも、自分を制限している人がいるなら、1人でも目を覚ましてくれればと思います。

 

"人に迷惑をかけない"思考の害悪

 メリットとデメリットを、まとめてみましょう。

メリット
  • 相手に意見を言わなくなるので、相手の意見が通る。
  • 周りに不快な思いをさせたくないので、相手に追従し、周りは機嫌が良くなる。
  • 常に自分を抑える思考になるので、試行錯誤する悩みが消える。
  • 周りの頼みを断らないので、表面上は頼りにされる。

う~ん、これはメリットと言えるのか…。メリットがあるのは自分ではなく、周囲の人ばかりですね。

 

デメリット
  • いつも自分を抑えているので、自分が本当に望んでいることが分からなくなる。
  • 相手に対して反論が出来ないので、貧乏くじを引かされる。
  • 会話の度に、「これは言わない方が良いかな」、「こう言えば喜ぶかも」といったことを考え始める。相手を分かったつもりになるが、大概当ては外れる。
  • 周りに嫌われることを、極端に恐れる。人の顔色を伺って、1日を過ごす。
  • 世間体を気にするあまり、本当はしたくない事をしたり、欲しくない物を買ってしまう。

これは辛いですね…。メリット・デメリットに共通しているのは、どちらも「他人優先の人生」を送っているということです。自分にも当てはまる…と思った人は、今すぐ古い考え方を捨て、自分の人生を取り戻しましょう!

 

"人に迷惑をかけない"思考の頃の僕は…

そもそも、母の教育方針だった

「人様に迷惑をかけるんじゃありませんよ」は、僕の母の、僕に対する教育方針でした。小学生の頃は、特に良く言われていた事を覚えています。今思えばバカがつく程に素直な子どもだった僕は、何の疑問もなく、この考え方を頭に染み込ませ、学生時代は何の主張もせず、活躍もせず、ひたすらに先生の言う事を聞き、周りの生徒に合わせて過ごしていました。

要は、「相手に合わせて、大人しく過ごす」ことが自分の為であり、母の為と思っていました。それでも、学校生活は先生に従っていれば何とかなるし、それ自体が褒められるので、何の疑問もなく大学まで進学したのでした。

 

就職活動が上手くいかない

僕の大学4年時は、丁度"リーマンショック"と重なり、自分も周りも苦戦していました。その頃、僕には大きな勘違いがありました。それは、”自分は相手に合わせられるから、気に入られる。”という根拠のない自身です。

企業研究をして(設立年月日、資本金、住所まで覚えていた)、面接口座を受けて、事前に用意した解答例を丸暗記したにも関わらず、面接に臨んでも次から次に落とされ、最終的に70社以上は受けていたと思います。もっと、面接をした人もいるでしょうが、僕には耐えがたい苦痛でしたね。落ちた事よりも、「何で相手に気に入られないのか」が分からなかったからです。

今思い返せば、僕の面接は「一切コミュニケーションを取ろうとしなかった」のです。試験を受けている会社に興味がなくても、「これだけ調べているし、当たり障りのないことを言ってる自分は素晴らしいんだ」という意識が、滲み出ていたと思います。面接官は、丸暗記の文章を言っていることを、見抜いていたでしょう。当然の結果です。リーマンショックと重ならなくても、就活に苦戦していたと思います。

 

入社した会社で、心折れる

それでも、僕を採用する会社(WEB通販業務)はあったわけですが、ここでも僕は”人に迷惑をかけない”思考を炸裂させ、自滅することになります。まぁ簡単に言えば、「何もかも完璧に、見せよう」としたわけです。

具体的には、

  • 手持ちの仕事が終わらなくても、他業務を引き受ける。
  • 進捗が遅れていても、「問題ない」と報告し、終わらない分は黙って家に持ち帰って終わらせる。
  • 行きたくない昼食、飲み会でも、一切断らず、参加する。
  • 相手の時間を取らせては迷惑だと考え、質問しない。結果、間違える。

…等々。思い出すだけで、地獄の日々。それでも、あの頃の僕には、"人に迷惑をかけてはいけない"思考が、頭から爪先まで染みついていました。

そして最後は、仕事を抱え込み過ぎ、誰にも助けを求めず、投げ出すように3年で辞めてしまったのです。

 

それでも、インド式の考え方に救われた!

ノイローゼ気味に仕事を辞めた僕ですが、仕事を辞めてからは、色々本を読んでました。何というか、「今の考え方のままだと、また同じ事になる」という予感があったので、本を読んで「正しい物の考え方」を勉強しようとしていました。政治、経済、歴史、宗教、哲学まで、色々読みました。その中で、「東洋思想」について書かれた本(タイトルを覚えてない…スイマセン)に、ある一文に出会います。

「インドでは、”自分は人に日々迷惑をかけているんだ、そうしなければ人は生きていけないんだ"と言う事を、子どもに教えます。日頃から、お互い迷惑をかけあっていることを自覚すれば、お互いに助け合いの精神が育まれるからです。」

これは、衝撃でした。今までの自分の考えと、真逆なのですから。でも何というか、肩の荷が降りて、生きる事が楽になるヒントを得た瞬間だった思います。

↓ネットに、同じ思考を紹介した記事があったので、掲載します。この人、猟師です!

 

そして、自分の人生を生きる

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ここから、自分は「人生を楽しめるようになった」と思っています。それまで、何の主張もしなかった自分が、「〇〇については、こう思う」、「××は、やりたくない」という事を声に出して言うようになりました。当時は半年以上も、転職活動を休んで読書に耽っていたので、父からは「仕事もせずに、生意気だ!」と怒鳴られた事もありました。それに対して、僕は「これは自分の為に必要な事なんだ」と、しっかり主張しました。今まで従順だった息子が反論してきたのがショックだったのか、その後1年間は、父と口を利かなかったのですが、僕は「小さな事でも、自分を通した」という自信に溢れていましたね。

 

"人に迷惑をかけても良い"思考で具体的に変わったこと
  • 仕事において、作業の遅れ、不明点は必ず確認する。
  • 「こう思っている」、「こうやりたい」と、自主的に発言する。
  • 無理なことは、無理と言う。気乗りしない誘いは、断る。
  • 気になる場所、食べたい物、知りたいことに対して、躊躇しない。
  • 自分のやる事を、「誰々は、こう思うかな?」と考えない。
  • 助けが必要な時は、プライドを捨て、助けを求める。相手が助けが必要な時は、早めに手伝う。

その後、現職であるプログラマー職に就きました。この業界は、進捗は正直に報告し、分からない点は明確にし、色々人に聞かなくては仕事にならない世界です。「人に迷惑をかけても良い。但し、いざと言う時はお互い助け合う」という考えを身に付けていたことは、本当にラッキーだったと思います。

そして何より学んだのは、「人と人のコミュニケーションでは、自分の考えを発信した方が、相手も安心する」ということです。人間、どうしても邪推をしてしまうものです。どんな事でも「はい、分かりました」と従う相手だと、面従腹背を勘ぐってしまいます。だからこそ、お互いの信頼を維持する為に、意見の発信が必要なのだと思いました。もちろん僕の意見が通らないこともありますが、自分の考えは伝えているので、「何であいつの考えばかり…」といった妬みを抱く事も、ありません。

私生活でも、やりたい事を躊躇しなくなりました。旅行に行きたければ行くし、ブログを始めたければ始めるし、資産運用をしたければ投信を購入するし、気になる人がいればデートもするし…等々。そこに「○○をしたら、親はこう思うだろうなぁ」といった考えは、存在しません。

自分が自分に対して、選択権と決定権を持つことが、これ程人生を充実させるとは、思いもしませんでした。しかし、裏をかえせば"人に迷惑をかけてはいけない"思考は、それだけ人生の楽しみを台無しにしてしまう考え方とも言えます。

 

母は、幸せか?

"人に迷惑をかけてはいけない"という考えのまま、就職し、結婚し、子どもを産み、結婚してから、ずっと専業主婦で過ごしてきた母は、果たして幸せだったのでしょうか?詳しくは省きますが、母の思考は「周りが結婚してるから、結婚した。」、「結婚したら子どもを産むものだから、子どもを産んだ。」、「夫のプライドが傷つくから、働かずに専業主婦でいる。」、「姑の言う事は、全て従う。自分は嫁だから。」といったものです。自分の人生の選択権と決定権は、放棄してしまったのです。

確かに人に迷惑はかけてないでしょうが、僕には積極的に"つまらない人生"を選んでいるように思います。それが、義務であるかのように。幸せの定義は、人それぞれですが、僕はこれを幸せとは思いません。母は、もうすぐ60歳になりますが、僕はどんな年齢からでも、「人は自分の人生を、より良く生きて良い」と思います。

その一歩を踏み出すのは、本人次第です、「より良い人生を送りたい」と思っていれば、自然と行動に現れる筈です。

 

 

色々言いたい事があり過ぎて、長文になってしまいました。ここで紹介した過去の僕や、母のような人は、日本中に沢山いると思います。そんな方は、この記事で紹介した"人に迷惑をかけても良い"という考え方を実践し、自分の人生を取り戻してくれれば、と思っています。初めは心苦しく感じるかもしれませんが、見る見るうちに毎日が楽しくなってきますよ!

↓そして、物事を始める際は、"取り合えず2割"で始めましょう。